小さなガレット・デ・ロワ
お正月にずっと欲しかった冷凍パイシートを遂に買いました。手元に届いて使う前から浮かれて喜んでいたら、1月6日はガレット・デ・ロワを食べる日だということを前日の1月5日に知りました。というわけで、翌日に急遽このパイシートを使って小さなガレット・デ・ロワを作ってみました。
ガレット・デ・ロワ Galette des rois は、1月6日の公現祭 Epiphanie を祝って食べられるフランスのお菓子。中にはアーモンドプードルを使ったクレーム・ダマンドが入っています。クレーム・ダマンド crème d'amande とはフランス語で「アーモンドクリーム」のこと。これをパイ生地で包んで焼く。焼く前にはナイフで模様を描いて、焼いている途中でキャラメリゼをして、手間は少し掛かりますが、見た目ほど難しいものではありません。
材料(φ100mm 5個分)
クレーム・ダマンド
無塩バター | 50g |
グラニュー糖 | 50g |
全卵 | 1個分(正味50g) |
アーモンドプードル | 50g |
ダークラム | 5ml |
- バター、砂糖、卵、アーモンドプードルを同量で混ぜれば良い(「四同割」という基本のレシピ)。
- アルコールが苦手な場合は、ダークラムは加えなくても良い。
手順
クレーム・ダマンドを作る
- 無塩バターは、常温に戻しておく。
- ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで練る。
- グラニュー糖を加え、色が少し白っぽくなるまで擦り混ぜる。
- 全卵をよく溶きほぐしてから加え、乳化するまで混ぜる。
- アーモンドプードルを加え、馴染むまで混ぜる。
- ダークラムを加える。
- ラップをして冷蔵庫に入れておく。
パイ生地で包んで焼く
- 冷凍パイシートは、冷凍庫から冷蔵庫に移して10~15分解凍しておく。
- パイシートの中心上にクレーム・ダマンドをφ75mmになるように10g置く。
- クレーム・ダマンドを乗せたパイシートの余白の部分に卵を塗ってから、もう1枚のパイシートを被せ、しっかりと閉じるように押さえる。
- φ90mm(3号)のセルクルを使って5つのパイを円の形に抜く。
- オーブンを200℃に予熱しておく。
- クッキングシートを敷いた天板にパイを乗せ、表面に卵を塗る。
- パイの表面にナイフなどで中まで貫通しないようしながら模様を付け、竹串などで中心に空気穴を開ける。
- 200℃に予熱したオーブンで20分焼く。
- パイが焼き上がったらオーブンから一度取り出し、茶漉しでパイの表面に粉糖を塗してからオーブンに再び戻し、230℃で10分加熱してキャラメリゼする。