Mon cahier de recettes

備忘録的レシピ

姫林檎のまるごとアップルパイ

 梅田のルクアの地下にあるキッチン&マーケットで可愛らしい林檎を見つけたので買いました。

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「アルプス乙女」という品種で、「ふじ」と「姫林檎」の掛け合わせによって生れたと言われています。直径は約40mm、重さは約40gで、果肉はやや硬めではあるものの、甘みと酸味がバランス良くしっかりと感じられます。お祭りなどの屋台で林檎飴として見かけることが多いです。因みに、「紅玉」は果肉が硬く、甘みも少なく酸味が強いので、生食には向かず、専ら製菓用に使われます。

 今回はこの「アルプス乙女」をまるごとパイ生地で包んだアップルパイを作りました。林檎は皮を剥いて芯を抜き、コンポートにします。穴にカスタードクリームを詰め、パイ生地で包んでオーブンで焼き上げます。

材料(12個分)

姫林檎のコンポート
姫林檎(アルプス乙女) 12個
ラニュー糖 100g
白ワイン 100ml
100ml
カスタードクリーム
卵黄 1個分
牛乳 100ml
上白糖 25g
薄力粉 10g
バニラビーン 1~2cm
  • バニラビーンズが無ければ、バニラエッセンス(1~2滴)で代用しても良い。
パイ生地
冷凍パイシート(100mm×100mm×1mm) 12枚
全卵 適量
  • 卵は、パイ生地に塗るために使う。

手順

姫林檎のコンポートを作る
  1. 姫林檎は水でよく洗い、皮を剥く。皮は、果肉の色付けに使用するので、捨てずに取っておく。
  2. φ10~20mmのコアラーを使って姫林檎の芯を抜く。芯は、使わないので捨てる。
  3. 小さめの鍋ラニュー糖白ワインを入れ、強火に掛けてグラニュー糖が溶けるまで加熱する。*1
  4. ラニュー糖が溶けたら一旦火を止め、同じ鍋に姫林檎の皮と果肉を敷き詰めるように入れる。
  5. 弱火に掛けて*210分加熱し、姫林檎を上下にひっくり返して更に10分加熱する。
  6. 火を止めて、粗熱を取っておく。

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カスタードクリームを作る
  1. ボウルに卵黄上白糖を入れ、白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
  2. 薄力粉を加え、軽く混ぜる。
  3. カップ牛乳と鞘から出したバニラビーンを入れ、600Wの電子レンジで1分間温める。
  4. 温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。*3
  5. 卵液を小鍋に移して中火に掛け、スパチュラなどで絶えずゆっくりと混ぜる。
  6. とろみが付き始めたら、もったりとするまで素早く混ぜる。
  7. 出来上がったカスタードクリームをバットに広げ、カスタードクリームの表面に密着させるようにラップを掛ける。
  8. バットの下とラップの上から氷や保冷剤を当て、急冷する。

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パイ生地で包んで焼く
  • 姫林檎のコンポートクッキングペーパーで余分な水気を取り除いておく。
  • カスタードクリーム絞り袋に入れておく。
  • オーブンは200℃に予熱しておく。
  1. パイシートの中心上に、姫林檎のコンポートを置き、空洞部分にカスタードクリームを流し込む。
  2. パイシートの四隅を持ち上げるようにして姫林檎を包む。
  3. クッキングシートを敷いた天板にパイを乗せ、表面にを塗る。
  4. 200℃に予熱したオーブンで20~30分焼く。

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*1:鍋が大きすぎるとシロップが姫林檎に触れる面積が少なくなり、果肉に色が付きにくくなる。

*2:強火にすると煮崩れの原因になる。

*3:一度に加えると熱で卵が固まってしまう。